辣油の読書記録

現代を生きる若造の主に読書記録。その他の事も書くかもしれない。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

#47 『浮世の画家』感想

カズオ・イシグロ『浮世の画家』 早川書房 はい、これを読みました。元々原作を読まれていた方がどう思ったのかは分かりませんが、先日やっていたNHKのドラマは大変良かったです。少なくとも私はそう思いました。主人公の小野は渡辺謙が演じており、読んでい…

#46 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を読んだ

マックス・ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』岩波文庫 1.はじめに 本記事ではマックス・ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(大塚久雄訳)の中で著者がどのようにプロテスタンティズムと資本主義の二者の関…

#45 『中国・新興国ネクサス』を読んだ

末廣昭,田島俊雄,丸川知雄『中国語・新興国ネクサス』 東京大学出版会 2018年12月出版、一帯一路構想に関するほぼ最新、最先端の研究が知れると言っても過言ではないのだと思う。私は(何故か)一帯一路構想の行く末を見守っているので日経などでもその関連…

#44 『タコの心身問題』感想

ピーター・ゴドフリー=スミス『タコの心身問題』 みすず書房 この本が出版された時からそうですが、人気の熱が冷めやらないようで最近もかなり話題になっているようですね。トークセッションなどもあったようだし。この本では、人間や犬が持っている心や意…