辣油の読書記録

現代を生きる若造の主に読書記録。その他の事も書くかもしれない。

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

#24 『波止場日記 労働と思索』感想

エリック・ホッファー『波止場日記』 みすず書房 お久しぶりです。気分が少し一段落したのでまた本を読むことができました。ここで一段落してしまうのは良くないことなんですが今はそれは関係ない。今回はあまり有名ではありませんが、エリック・ホッファー…

#23 『曽根崎心中』感想

近松門左衛門『曽根崎心中・冥途の飛脚』 岩波文庫 今回は珍しく古典で短いものをと思って曽根崎心中を読みました。自分は古典というと漢文学や鎌倉以前のものしか読まないので、文字が庶民のものとなった後、江戸時代の文学は殆ど読んだことがありませんで…

#22 『ダフニスとクロエー』感想

ロンゴス『ダフニスとクロエー』 岩波文庫 今回はロンゴスの「ダフニスとクロエー」を読みました。題名見りゃ分かることですね、すいません。今回この本を読んだのは#18で扱った三島由紀夫の「潮騒」がこの作品のオマージュであるというのをあとがきで知った…